Stairway To Heaven (天国への階段) 和訳 ~はじめに~

昔ギターをやってて、Led Zeppelinの曲は良く練習しましたね。学祭のライブではこの曲を演奏しました。彼らのメロディー、リフ、グルーヴはカッコよかったですねー。当時は英語なんか良く分からなかかったのでノリで演奏してました。

あれから数十年の年月が経って、英語の勉強も兼ねてStairway To Heaven(天国への階段)の日本語訳に挑戦してみました。
 
この詩を英和辞典で対訳しても意味不明な一貫性の無い詩の羅列にしか見えません。何かを暗示したような神秘的なイメージをかもしだしている感じです。私も初めは一体何のこと歌ってるのか良く分かりませんでした。CDに入っている解説に書かれてる訳も見ましたが今ひとつ腑に落ちません。
 
英語の勉強をしていくと英和辞典で英語は理解できないことに気付きます。英英辞典でなければ本当の英語なんて理解できないのです。日本語が分からない時は国語辞典を引くでしょ?同様に英語の”意味”が分からなければ英語の国語辞典つまり英英辞典を引かなければその単語の”意味”は理解できません。その”意味”に一番ふさわしい日本語を”訳”と言います。
 
最近は単語の本質的意味を解説している参考書が多く出回っているし、ネットで調べる事が出来で英語理解には良い環境だと思います。

ではこの曲を解釈していきましょう。
まず、基本的構造。
この曲は2行1単位(1ケ所3行)です。そして間奏やサビなどで一つの物語は区切ります。
 
そしてこの詩を理解するためのキーフレーズは”words have two meanings”です。「言葉には二つの意味がある」と言っているのです。
例えば「薬」という日本語(…あくまでも例えばの話です)。辞書的には「処方薬」のことですが時には「麻薬」のことを指すことがありますよね。これにスラング、隠語、暗号まで含めたら一つの言葉には沢山の意味があるわけです。
諺なども表面的には日常場面を表現していますがその裏には戒めや教訓と言った本質が隠されてるのです。
 
そしてもう一つヒントとなるフレーズがあります。”When all are one and one is all, yeah ,To be a rock and not to roll”と最後に締めくくっています。
「全てが一つであり一つが全てである時、岩となる転がらないように」と言っています。さて何の事でしょうかねぇ。この謎解きが分かったときに「あーなるほどねぇ!」と感動しました。後の訳の中に私の解釈があります。
 
ちょうどRCサクセションの「雨上りの夜空に」みたいな歌です。あれはドライブの曲なのに何か違うことを言ってるような感じ・・。ロバート・プラントはそんな言葉遊びを巧みに仕掛けていたのですね。インタビューでは色々言ってるみたいですが、こんなにヒットして名作と賞賛されてしまってはまさか本当のことは言えないでしょう。わざと答えを隠すことで謎解きの楽しみを残したのかもしれません。
 
さて、私なりに意味の通る日本語に訳してみました。もちろん本当の意味はロバート本人しか分かりません。それは次回に…。